龍香堂■ トップ 復刻木版 歌川広重浮世絵『真崎辺より水神の森内川関屋の里を見る図』

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●○■龍香堂■ 復刻木版 歌川広重浮世絵『真崎辺より水神の森内川関屋の里を見る図』●●商品説明●技法(種別):木版画 紙質:和紙 外寸:485×330mm 印面サイズ:364×242mm

世界的浮世絵師、歌川広重。その『名所江戸百景』中の『真崎辺より水神の森内川関屋の里を見る図』です。龍香堂と親交の有る版画研究室から買い取りました。広重の描いた自然な美を、手摺木版で忠実に復刻した作品です。

※画像3、上は使用した版木、下は裏面の画像です。版画用染料が裏写りしているのは印刷ではないことの証しです。

●歌川広重(Hiroshige Utagawa)江戸の下級武士・八代洲河岸火消屋敷の同心、安藤源右衛門の子として誕生、天保3年(1832年)秋、幕府の行列(御馬進献の使)に加わって上洛(京都まで東海道往復の旅)する機会を得たとされる。天保4年(1833年)には傑作といわれる『東海道五十三次絵』が生まれた。この作品は遠近法が用いられ、風や雨を感じさせる立体的な描写など、絵そのものの良さに加えて、当時の人々があこがれた外の世界を垣間見る手段としても、大変好評を博した。広重の作品は、ヨーロッパやアメリカでは、大胆な構図などとともに、青色、特に藍色の美しさで評価が高い。欧米では「ジャパンブルー」、あるいはフェルメール・ブルー(ラピスラズリ)になぞらえて「ヒロシゲブルー」とも呼ばれる。19世紀後半のフランスに発した印象派の画家たちや、アール・ヌーヴォーの芸術家たちに大きな影響をあたえたとされ、当時ジャポニスムの流行を生んだ要因のひとつともされている。

【作品解説】名所江戸百景『真崎辺より水神の森内川関屋の里を見る図(まつさきあたりよりすいじんのもりうちかわせきやのさとをみるず)
料亭の円月窓の向こうには隅田川の渡し場。筏や渡し船が往来している。対岸の森が水神の森であり、そこから右に伸びている川筋が内川である。遠くに見える双こぶの山容が筑波山であり、その下の方が関谷の里である。窓辺にのぞく梅の枝が美しく絵を引き立てている。窓の形を計算し尽くした広重の構図力が光る絶品である。
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